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2016/2/4 【2016 春・夏 ウオッチ合同提案会】

写真:2016-02-04 【2016 春・夏 ウオッチ合同提案会】

各メーカーとも単価を上げていく商品構成に
 戦略ブランドについては大きな変化なし


 セイコーウオッチ㈱、シチズン時計㈱、オリエント時計㈱の国産時計三社合同の提案会「2016 春・夏 ウオッチ合同提案会」が、2月3日、4日、東京・中央区日本橋のロイヤルパークホテルにて開催された。
 各社、昨年の実績については、訪日観光客需要=インバウンド需要に若干の減少が見られるが、国内市場が好調に推移したことを受け、2015年の実績としては若干の伸びがあったことが明らかにされた。続けて2016年の展開として、国内需要を意識した高価格帯のブランドを充実、インバウンド需要を含め、機械式時計への取り組みが中心となり、注目商品が展示された。
【セイコー】
 セイコーウオッチ㈱では、今年も「時代とハートを動かすSEIKO」をスローガンにしながら、消費者の心を動かす魅力的な新製品、その魅力を余すことなく伝える宣伝販促を展開していくことを発表。柱となるブランドは、昨年同様、『グランドセイコー』『アストロン』『プロスペックス』の3ブランドとしながらも、今年は加えてメカニカルウオッチ『プレザージュ』もグローバルブランドとして世界に発信していく。『グランドセイコー』における販促展開でのイメージキャラクターに天海祐希さんを起用。さらに『プレザージュ』では、『ブライツ』のイメージキャラクターのプロサッカー選手の武藤嘉紀選手を起用、訪日観光客だけでなく若い世代も取り込みつつ、『グランドセイコー』『アストロン』なども多様なバリエーションを取り揃えていくことになっており、堅調に推移している国内需要+海外需要の更なる掘り起しを行い、2015年同様の実績を確保しつつ、売上増を狙う構え。
【シチズン】
 今年2月からブランドアンバサダーに人気のラグビー選手、五郎丸選手を起用。1976年のエコ・ドライブ誕生から40年となる今年は125モデルを会場に展示(ハウスブランドも含む)した。注目されたのは『プロマスター』のSKYシリーズの最上位モデルとして登場するGPS衛星電波時計F900。パイロットウオッチの最上位モデルである本モデルは回転計算尺などの機能を搭載する。さらに昨年発売し好評だった、「ライト・イン・ブラック」の2016年版も発売される。今年は黒とブルーのカラーリングにより登場。シチズンを代表する主要6モデルにより時の記念日となる6月10日からの発売を予定。高価格帯の時計『カンパノラ』では、時を愉しむための機能を先端の技術で美しく表現したミニッツリピーター機能を搭載したモデルが4月より発売となる。このほか、就職活動からビジネスシーンまで幅広く使用できるシンプルデザインの『アテッサ』や『ウィッカ』を発売、幅広い価格層で充実したラインナップとなる。
【オリエント】
 2016年も流れを変えることなく、機械式時計を中心に展開する。最近では実用性を加味しつつ上質な質感を追求する「コンテンポラリースタンダード」と流行に左右されないデザインに現代的なエッセンスを加えた「クラシック」の2シリーズを展開している。注目は、上質な質感を追求する「コンテンポラリースタンダード」の『ワールドタイム』(5月発売予定)。国産唯一の機械式ワールドタイムムーブメントで、時針と連動する回転リングで一度に24都市の時刻が確認可能。替えの革バンドも装備されるなど付加価値が高い。「クラシック」シリーズの注目は『モダンクラシックスケルトン』(5月発売予定)。ほかにも、ソーラームーブメントを搭載した『スタイリッシュ&スマート』『ネオセブンティーズ ソーラーパンダ』やレディースウオッチ『ネオセブンティーズ スターカット』『イオ ブーケ』などにも注目したい。

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